2009年09月29日

地震対策特別委員会



「地震対策特別委員会」が行われました。この特別委員会も「環境保全対策特別委員会」同様に平成15年にできましたので既に7年目になります。今回の特別委員会では「非常用物資の備蓄状況」、及び「小中学校の年度別耐震化率」に関する資料が提出されました。

災害時の備蓄に関しましては食料で「アルファ化米」「乾パン」「飲料水」が備蓄され、生活用品等では「毛布」「アルミ寝袋」「トイレ処理剤」「ブルーシート」「緊急時用浄水装置」が備蓄されており、毛布以外はほぼ、和歌山市の目標数を達成しているのが現状です。ブルーシートは一家屋につき二枚を想定し、緊急時用浄化装置は中学校等のプールの水を飲めるように浄化する装置です。

「アルファ化米」や「飲料水」ではその約10%が保存期間を過ぎる為に近々なんらかの際に有効活用するのですが、「乾パン」に関しては目標数を大幅に超えた備蓄がある上、期限切れに伴う有効活用が全体の約40%もあるので、今後、購入、保存に関してはできるだけ計画的に購入をし、できるだけ少量ずつ入れ替えができるように要望しました。

小中学校の年度別耐震化率の資料では、各小中学校の「建て替え」「解体」「補強」の計画が出されましたが、教育委員会では現在、学校の統廃合の検討に入っているとお聞きする中、安易に耐震面での危険があるからと補強や建て替えをするのではなく、きちんと統廃合の計画と整合性を持てるように調整をお願いしました。

まさか、と思いますが、建て替えた後で「この学校は廃校にしましょう」とは言えなくなるのが「普通」ですから、関係各所ときちんと調整をして欲しいものです。  


Posted by atukikokoro at 22:40Comments(0)