2011年09月20日

被災地へ

10日、11日の土日は那智勝浦に友人と一緒に入りました。準備しました水は当初、断水している新宮市に届ける予定でしたが新宮市が復旧しましたので全て那智勝浦で下ろし、この地域の片付けをすることに。現場は凄惨な状況で、川を挟んでまだ断水が改善されておらず、片付け一つにしましてもほとんどが手作業で行われました。炎天下の下での作業は非常に厳しく、重機と更に多くの人手の必要性を痛感いたしました。

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↑関係者に静かに「序の口」と言われた橋周辺。この後の集落の写真は撮ることができませんでした。また、奥に進むほど家屋の倒壊や自動車の横転、道の崩落等が続き・・・・・・

被災地へ

↑時間規制のお知らせ。被災地に入る道路周辺では渋滞が起こっています。生活道路の渋滞緩和の為にもできるだけ乗り合わせ等の配慮をしたいものです。


各民家の軒先にはうず高く土砂が積まれ、家財道具が運び出されていました。近くの空き地や田畑には多くの粗大ごみが積まれていると共に、あちこちで自動車も横転したままの状態。私が入りました地域から那智の滝に向かう道路では川沿いの半分、左車線が崩落した箇所もある他、多くの岩石が道沿いに並び水が湧き出し、家屋の倒壊が見られました。

被災地へ

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↑上の写真のように泥で埋まった側溝等を復旧するのに便利なのがこのスコップ。粘土質のものをかき出す際に使用するスコップとかで、大変、重宝しました。他、膝までの長靴、ゴム手袋、ゴーグル、マスク、帽子等が必要な場面が多いと思われます。

被災地へ

被災地へ

↑和歌山市からも応援に順次入っています。


最終、この二日間は5人の仲間と入りましたが、まだまだ多くの人手がいるように思われます。現在、現地に送迎するボランティアバスが運行しており、日帰りで各地域のボランティアに参加できますので、お時間の都合のつく方はご参加頂ければと思います。詳細は以下まで・・・明日20日~24日の間で申し込みは参加予定日の二日前となっています。

和歌山県社会福祉協議会・県災害ボランティアセンター
TEL:073-435-5220


私も周りの友人知人と連携を取り、できるだけ現場に足を運びたいと思います。



Posted by atukikokoro at 00:31│Comments(2)
この記事へのコメント
先日、私も一日だけですが被災地に入りました。想像以上の被害で絶句してしまいましたが、ボランティアが各地から集まり、自衛隊の方々の必死の作業もあり少しずつですが、復興に向かっているような気がします。しかしながら、誤解を恐れずに書けば震災直後というのは地域の関心も高く、ボランティアも集まりやすい状況にありますが、中長期的に金銭的な保証も含めた部分ではやはり行政がその役割を担っていかなければなりません。是非とも長期的な視点で捉えていただきたいと思います。
Posted by 中村 友希 at 2011年09月20日 09:19
おっしゃる通りです。ボランティアに頼るばかりでは当然、無理が出てきます。先日、私が入りました地域でも途方に暮れるしかない状態でした。特に今後の生活の再建にはどうしても行政の中長期的なサポートが必要不可欠です。

今回の被災地への応援を本市の防災にも活かしていきたいと思います。
Posted by atukikokoroatukikokoro at 2011年10月02日 21:32
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