2012年01月07日

五代藩主徳川吉宗

岡公園と近代美術館の間にあります「岡山の時鐘堂」の鐘は、1712年、「五代藩主、徳川吉宗」の時に紀州藩によって設置されたものです。

この鐘は藩士の登城や城下に時刻を知らせる為のもので、刻限ごとにつき鳴らされたと言われています。

時鐘堂の梵鐘は1615年、「大阪夏の陣」の際に豊臣方が使用した青銅製の大筒(大砲)を徳川方が捕獲し、紀州藩が保管していたものを、後に梵鐘に改鋳させたものと伝えられています。


和歌山ユネスコ協会では時鐘堂の梵鐘を「武器から平和利用への転換を図った象徴」として、8月15日の終戦記念日と大晦日の年に二回、平和への願いをこめて鐘をつく機会を設けています。(※普段、時鐘堂は閉じられています)

この半世紀、日本では平和が当たり前のように享受されてきましたが、平和にはたゆまない努力と、「願い」が欠かせません。

次の世代にできるだけ平和な世の中を引き継ぐと共に、世界が少しでも平和な日々を送れるように、これからも一つの機会に過ぎないかもしれませんが関係者とこの平和の象徴を守っていきたいと思います。

今年も500人を超える方々が大晦日、時鐘堂に足を運ばれました。

※写真を多数準備していたのですが・・・容量が大きすぎてアップできません・・・残念です。



Posted by atukikokoro at 19:15│Comments(0)
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