2009年11月12日

史上最大


和歌山市で観測史上最大の雨量が確認されました。午前三時~五時頃がもっとも強烈で、一時間当たりで120ミリ近くもの降水量を記録。今日は朝から市内各地で浸水や冠水の情報が行き交いました。市役所の警備室にも昨夜の三時半から七時半まで三台の電話が鳴り止むことなく電話がかかってきたそうです。

警報が予め出ていましたから総合防災室始め関係部局の方々は昨夜から、市役所に詰めておられましたので各種電話の対応もできようですが・・・かなり甚大な被害が出てしまいました。

幹線道路では国体道路や貴志川方面に向かう道がほぼ寸断され大渋滞となった他、田中町、神前、岡崎、高松、和歌浦口等々でも床上、床下浸水が見られ、国体道路では途中、動けなくなった車も出たようです。

私の友人、知人の関係でも国体道路の店では40センチの水位が観測されていますし、地下にお店がある所では水位が150センチにもなり、朝一番からポンプで吸い出しに追われるところも見受けられました。

飲食店に関して言えば、保健所との連絡調整がうまくいかないところもあり、食品衛生の観点から迅速且つ適切な指導と対応をできるだけお願いしたい、との要望も寄せられました。

田んぼが周囲にある所では、稲が用水路に詰まり、道か用水路か分からない程、道や宅地にあふれている地域もあり、清掃や片付けに追われました。この他、浄化槽に関する問い合わせもかなりあったと伺いました。

今日は一日、予定を変更して各地の現場を回れるところは回り、各種対応に追われました。大きな河の決壊がない中においても市内でこれだけの雨を観測すればこのような事態になる・・・治水対策を一度、根幹から見なおしてみる必要があると思われます。
  


Posted by atukikokoro at 00:20Comments(0)