2009年01月15日

派遣



派遣社員の中には、自身の理由で正社員ではなく「その方が都合がいい」という方もおられると思われますが、多くの方々が「正社員になりたいがなれない」からきている上、その数もかなりの人数に上るのが現状と考えた時、やはりなんらかの施策を考える必要があると思われます。

一つには、給与の一部を「天引き」し、離職・退職される際には同等分を企業が上乗せして、退職金がわりに支払う等です。このように決めておけば、急な解雇に至ってもある程度のまとまった金額にはなるはずです。月に1万5,000円を個人負担として、企業も同等額とした場合で3年間務めた場合は108万円。十分とは言えませんが、いきなり生活保護の申請になることはないと思います。寮に至っては即退寮ではなくやはり一月は、と思いますが、会社側のことを考えると費用にしましても寮にしましてもどこまで無理ができるのか、言えるのか調整が必要でしょう。

どちらにしましても、「期間従業員」や「派遣」、「アルバイト」の方々は不景気になれば真っ先に解雇の対象になるのは仕方がありません。また、企業も全ての職員を正社員で運営すると言う事は現状では無理だと思いますし、少ないかもしれませんが、派遣がいい方もいるのも事実と考えます。

今までは期間従業員や派遣であっても寮があり、なんとか生活できていたので見えてこなかった雇用問題がいっきに出てきたように思います。今までこの国は安価な労働力を求め海外だけでなく、同じ国内においても期間付きや派遣、アルバイトで人件費を抑えて、ある意味成長してきました。

人件費が高くなれば競争力も下がります。ぎりぎりの賃金と寮でなんとか、生活の安定があったのが一気に崩れようとしています・・・期間従業員や派遣社員、アルバイトのかけもちでなんとか生活できていた方々の実態が浮き彫りになった今、政府は真剣に今後の対応、対策を考えなければ、この国に本当に大きな格差が生まれ、社会不安と共に一気に凋落しかねません・・・

午前中は地域の道路のことで関係者の方々と協議を。今日だけで道路建設、道路管理、下水道、水道、国際交流等々の方々にお時間を頂きました。夕方にはリハビリに。夜も各種対応に追われ、環境関連の会議が二件あったのですが共に行けませんでした・・・明日内容を確認して対応したいと思います。今日は久々に身体に疲れを感じます・・・明日も午前9時過ぎから現地視察が入っています。  


Posted by atukikokoro at 01:05Comments(0)